骨粗鬆症新着記事

prevent要介護・寝たきりを防いで健康寿命を伸ばす

2021.09.10

健康寿命と平均寿命の差をゼロにしたい

健康寿命と平均寿命の差をゼロにしたい

日本では健康寿命と平均寿命の差が女性で12年、男性で8年と言われています。つまり、そのくらいの期間、要介護状態になったり、寝たきりになったりする可能性があるというわけです。当クリニックでは骨粗鬆症を予防することで、その期間をできるだけ短く、可能であればゼロにしたいと思っています。
皆様が不安に思っているのは、死だけではなく、要介護・寝たきりになって家族に負担をかけることではないでしょうか?それを防ぐためにやるべきことは、要介護・寝たきりの主要原因となっている脳卒中、認知症、そして骨折を防ぐことです。

骨折は脳卒中や認知症よりも軽視されている

同じ要介護・寝たきりの主要原因であるにもかかわらず、骨折は脳卒中や認知症よりも軽視される傾向にあります。ですが、脳卒中や認知症が要介護・寝たきりの原因の16~20%弱だとしたら、骨折は13~15%程度あると考えられています。認知症は現在の医療ではなかなか防ぐことは簡単ではありませんが、脳卒中や骨折は比較的可能です。そういう防げるものをしっかり防いで「不自由のない長寿」を目指すことが大切です。

背骨を骨折した方は死亡率が高くなる

背骨を骨折した方は死亡率が高くなる

骨粗鬆症が引き起こす骨折のうち、背骨の圧迫骨折は知らないうちに起こっていることが多く、それこそ軽視されがちです。ですが、背骨を骨折した方は死亡率が高くなるというエビデンスがあります。股関節はもちろんですが、背骨など、どこかを骨折した方は死亡率が高まるものなのです。決して患者様を脅かすわけではありませんが、お考えになられているよりも骨粗鬆症は怖い病気なのです。

1箇所折れると半年以内に次の骨折を起こす可能性が高い

従来、「1箇所骨折すると、数年以内に次の骨折が起こりやすくなる」と言われていましたが、最近の研究では、実は半年かもっと短い期間で骨折を起こす可能性が高いと言われています。
骨折を起こしたら、1ヶ月でも2ヶ月でも、数週間でもできるだけ早く骨粗鬆症の治療を受けた方が良いのです。これまで急ぐ病気とはされていませんでしたが、最新の論文によると、2番目、3番目の骨折を防ぐには、最初の骨折から数週間以内に予防にとりかかった方が良いとされています。

06-4808-3333

骨粗しょう症
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