電動式注射器「オスタバロ」

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骨粗鬆症治療の新たな選択肢・電動式注射器「オスタバロ」

オスタバロを用いた骨粗鬆症治療とは?

「オスタバロ」は、骨芽細胞を刺激して骨の形成を促進する作用を持つ薬剤です。「オスタバロ インジェクター」を用いて、1日1回ご自身で注射することで、骨密度の向上と骨折リスクの減少が期待できます。

オスタバロは、他の骨粗鬆症治療薬と比べて、より速やかに骨密度を増加させる効果が報告されています。特に、腰椎や大腿骨近位部の骨密度改善に優れた効果を示しており、脆弱性骨折の予防に役立つと考えられています。

オスタバロ インジェクターとは?

「オスタバロ インジェクター」は、オスタバロを自己注射するための電動式注射器です。注射の進行状況に合わせて、本体の液晶画面に操作手順が表示されるなど、患者様が簡単に自己注射を行えるよう設計されています。

また、オスタバロ インジェクターは、注射の速度と深度を自動的に調整する機能を備えています。これにより痛みを最小限に抑えながら、適切な量の薬剤を注入することができます。

オスタバロの特徴

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優れた骨形成促進効果

オスタバロは骨形成を促進する作用が強力で、特に背骨の骨密度を改善する効果が期待できます。

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骨折リスクの減少

オスタバロの投与により、骨密度の向上と共に骨折リスクの減少が期待できます。特に、腰椎や大腿骨などの骨折予防に効果を発揮します。

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大腿骨の骨折予防にも

オスタバロは背骨だけでなく、大腿骨の骨密度の改善効果も期待できます。大腿骨の骨折は寝たきりの大きな原因となるため、オスタバロによる予防効果への期待は大きいです。

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使いやすい電動式注射器

オスタバロは電動式注射器を用いて自己注射します。注射器の操作は簡単で、患者様ご自身で投与できるように設計されています。

オスタバロの効果

オスタバロは骨粗鬆症治療薬の中で、「イベニティ」に次ぐ骨密度改善効果が期待されています。18ヶ月の治療で、腰椎骨折のリスクを大幅に低減させられる可能性があります。骨折は寝たきりの原因となるため、オスタバロによる骨折予防は、健康寿命の延伸に大きく寄与すると言えます。また、大腿骨の骨密度改善効果も期待できます。大腿骨の骨折は、腰椎骨折よりも寝たきりのリスクが高いことが知られています。

「イベニティ」や「テリパラチド」との比較

オスタバロの骨密度改善効果は、既存の骨粗鬆症治療薬と比較してどの程度なのでしょうか。

イベニティとの比較

イベニティは、骨形成促進と骨吸収抑制の2つの作用を合わせ持つ治療薬です。オスタバロの骨密度改善効果はイベニティにはやや劣るものの、ほぼ同等レベルと考えられています。

テリパラチドとの比較

一方、テリパラチドは骨形成促進薬の先駆けとして使用されてきました。オスタバロはテリパラチドの進化型とも言える薬剤で、18ヶ月の治療でテリパラチドの24ヶ月治療に相当する効果が得られる可能性があります。

患者様ごとに最適な治療薬を選択

オスタバロはイベニティの次に出てきた骨粗鬆症治療薬ですが、イベニティでは十分な効果は得られなかった患者様の新たな選択肢になるかもしれません。また、1年以内の脳卒中や心筋梗塞の既往があるとイベニティの使用が制限されるケースもあります。こうした患者様にとって、オスタバロは貴重な治療の選択肢の1つと言えます。

骨粗鬆症の重症度や合併症、患者様のライフスタイルなどを総合的に評価し、最適な治療薬を選択していくことが重要です。

オスタバロの治療の流れ

オスタバロによる治療期間は、原則として18ヶ月間です。この期間中は、毎日欠かさず注射を継続する必要があります。18ヶ月間の治療終了後は、医師の指示に従って他の骨粗鬆症治療薬による維持療法に移行します。オスタバロによる治療で得られた骨密度の向上を維持するために、継続的な治療が必要です。

なお、治療中は、定期的な骨密度検査と血液検査を行い、治療効果と副作用の有無を確認します。気になる症状がある場合は、速やかに医師にご相談ください。

オスタバロの主な副作用

低カルシウム血症

オスタバロの作用により、血液中のカルシウム濃度が一時的に低下することがあります。低カルシウム血症の症状としては、手足の痺れ、筋肉の痙攣、口まわりの痺れなどが挙げられます。

消化器症状

吐き気、嘔吐、胃不快感、腹痛などの消化器症状がみられる場合があります。

その他

めまい、立ちくらみ、吐き気などの症状が報告されています。

06-4808-3333

骨粗しょう症
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